人生を変える歩き方 ~ウォーキング論~


人が歩くとはどういうことか。

 

人は草原での生活を有利に運ぶべく直立2足歩行になり、進化してきました。この進化によって、脳や手が発達して文明を築き、今の生活があります。しかし、その現代の発達した文明=非常に便利な暮らしは、残念ながら人の身体の進化を止める要因となってきています。

 

2足歩行に進化する中で、骨盤が開いて内臓をしっかり支えられるようになり、背骨も下へ行くほど大きくなり、上半身の重力をしっかり支え、骨格・関節は衝撃を吸収できるような構造になりました。下半身の筋力が発達し、歩くだけではなく、走ったり、跳んだり、上半身の動きをサポートする土台機能も高めてきました。

 

正しい姿勢と歩き方

 

実は、2足歩行には様々なデメリットもあります。それは、きちんと身体の姿勢やバランスを整えておかないと、「腰痛症・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・肩こり・変形性膝関節症」など運動機能の問題を引き起こすことです。一般的な運動不足の方の身体は、この大切な正しい姿勢やバランスの取れた歩き方を忘れてしまっています。

 

人間にとって歩くことは、毎日の生活の中で行う日常的な行動です。間違った歩き方をしていれば、骨格バランスは崩れ、関節が痛み、筋肉や脂肪の付き方がアンバランスになり、健康も失ってしまいます。

 

特に、猫背の人や膝と腰が曲がったまま歩く人は、背骨や自律神経の歪みが精神を不安定にさせ、血管やリンパの循環も悪くするので、心身の不調を引き寄せます。

 

身体と心は完全につながっています。どちらかだけ元気ということはないのです。ウォーキングレッスンを通して、皆さんの歩く姿を正しいものにして、人間本来の健康的で元気な生活を実現してもらいたいのです。

 


 

ウォーキングを生活に取り入れる意味

 

近年、ウォーキングがブームとは違った浸透を見せ、内閣府が行った調査によると、ウォーキング人口は年々増加傾向にあり、現在の日本のウォーキング人口は約4,000万人と言われています。日本人の約3人に1人は、この1年間にウォーキングを行ったことがあると答える時代なのです。これはとても良い意識だなと思っています。

 

そこで大切になるのが、なにもジャージを着て、ウォーキングシューズを履いて、タオルを巻いて歩くだけがウォーキングではないということです。

 

日常生活で移動するために歩いている時間こそ、大切なウォーキングタイム。そんな日頃の生活に密着したウォーキングは、自分の身体や動きをちょっと意識して歩いてみるだけで、「誰でも簡単に」「心身が健康に」「美しく」「楽しく」なれるのが最大の魅力です。

 

街で見かける人たちの歩きには、そのちょっとした意識がありません。下を向いてトボトボ歩いたり、背中を丸めて歩いたり、小さな歩幅で歩いたり。表情も乏しいし、笑顔がありません。健康という点から見ても、運動効率や美しさという点でも、せっかく歩いているのに、すごくもったいないことをしているなぁと思わずにはいられません。

 

正しい姿勢と歩き方を身につけ、日常から歩くことを元気に楽しむことができれば、健康になる、ダイエットも成功する、その歩く姿が魅力的になります。結果、毎日楽しく生活できるという好循環が生まれると考えています。

 

正しい姿勢と歩き方

 

対照的に悪循環も考えられます。元気のない歩く姿は非常に問題です。身体の歪みを増すような疲れやすい歩き方。せっかくウォーキングを始めても、なかなか体調に変化がない、身体の目標が達成できない、足腰を痛めてしまう、などといった結果になり、歩くことを減らしてしまう。そうして身体をますますサビさせてしまうことで、様々な社会問題へと繋がっていきます。

 

日本は平均寿命が世界的に見ても高い水準にあり長寿大国と呼ばれます。しかし、平均寿命が伸びているからといって、むやみに喜べないのです。は、認知症や生活習慣病などで、病床で多くの時間を過ごす人が多いからです。高齢化社会が進む日本では、平均寿命ではなく健康寿命に注目しなければなりません。これから介護が必要な高齢者が増えてしまうと医療費を始めとする税金も上がり、人出も必要となるでしょう。

 

さらに、若者は少子化で少なくなりながら、経済の二極化で自分の生活を支えることで必死だと思います。このままいくと、どこかで破綻するか、健康問題も二極化し、健康的で豊かな人生を送れる人と、身体に問題を抱えて必要な助けも受けることができずに、苦しい人生を送る人に別れていくのではないでしょうか。

 

正しい姿勢と歩き方

 

参考までに、平均寿命というのは人が生まれてから死ぬまでの生存期間を、健康寿命は身体的かつ精神的に健康で正常な自分の足で自立した生活を営みながら生きてきた期間を言います。

 

世界保健機構(WHO)で発表した調査資料によると、日本の平均寿命は82歳、健康寿命は74歳で8年の差。この調査が示しているのは、この日本で誰かの助けなしでは日常生活をしていくことができず、死の間際、8年間も病床で過ごしている人々が二人に一人の割合であるということです。もしそうであるなら、長寿大国といっても、それがいったいどういう意味があるのでしょうか。

 

このような問題の一方で、子供たちの栄養状態や生活環境が整ってきている事実もあるので、小学生の平均身長は毎年更新するように伸びているそうです。スタイルがよく発育のいい10代~20代。運動が好きな子は、僕らの時代よりもはるかに良い記録を出し、オリンピックなどで活躍する日本人が増えていくでしょう!

 

しかし、レッスンを通して感じるのは、スマートフォンや身体を動かさない遊びの増加などを起因とする運動不足、食事制限などでただ痩せればいいと思っている無理なダイエットによって実は中身(筋肉や関節、姿勢・歩き方)がすでにボロボロな若者が多いという事実。

 

これは他のスポーツインストラクターや美容業界の方とお話をしても同意見です。全く運動習慣のない20代よりも、元気に生活する50代の方が、言葉の通り「体力、体に力がある」。

 

これは今から30年、40年後に大きな不安を感じさせることです。子供のうちから、正しい姿勢や歩き方を身につけるということも、チャレンジしたい課題ではあります。動き回れる健全な身体・体力がないと、勉強も仕事も恋愛も全部が消極的な姿になってしまうと思いますので

 

正しい姿勢と歩き方

 

歩き方を変えることで、なぜ人生が変わるのか。

 

ウォーキングは簡単なものですが、実は非常に奥が深いものでもあります。僕は「誰もが毎日を快適に、楽しく歩くことで、ココロとカラダが元気になるウォーキング」を伝えます。全て自分の身体で体験・実感していることです。

 

ウォーキングを習う最初の一歩は、「もっと健康になりたい」「カッコいい彼氏やきれいな彼女を見つけたい」「スリムな体型になりたい」「ビジネスで成功したい」といった、みなさん自身の目標を叶えることだと思います。僕もそうでした。

 

そういった自分自身に関する願いが叶えば、ココロもカラダも豊かになり、感情表現も明るくなり、周囲の人たちにも豊かさを分けられる人になるのではないでしょうか。だからこそ、僕はお客様の要望が実際に達成できるような、ハッキリと効果が出るレッスンにこだわり続けます!

 

「自分はこうなりたいなぁ」という姿が実現してくると、自然と仕事や人間関係もいい方向へ向かい始めます。それは一言でいえば、自分自身を大切にできるようになり、自信を持てるようになるということだと思います。自分のことを好きになるのです。他人からどう思われるかという基準ではありません。

 

ですので、自分の人生を変えるためには、まず自分自身が健康で幸せでなくてはいけません。そして、自分の幸せや楽しい感情を周囲の人となるべく共有していくのです。そうすると、いつも健康で幸せな人たちに囲まれて、嫌な気持ちになることもなく、楽しい人生が歩めるのです。類は友を呼ぶ、引き寄せの法則です。

 

偏った見方かもしれませんが、身体に問題を抱え、歩き方の小さい人を見て、「この人の人生楽しそうだな、幸せそうだな。」と思うことはありませんし、実際もその通りだと思っています。

 

正しい姿勢と歩き方

 

書店に行くと、「人生を変えるための自己啓発本や成功者の本、スピリチュアルな精神世界の本」がよく売れているようですが、まずは自分の心と身体と向き合わないことには、何も人生は変わってきません。よく耳にする「自分を変えれば世界が変わる。他人は変えられない。」これは事実だと思います。

 

具体的に言うと、今より自分の身体が健康になり、スリムになり、毎日楽しく歩けるようになり、出かけることやファッションが楽しくなれば、世界というよりも自分の目が見る世界観が変わるのです。

 

そして、周囲のあなたを見る目も大きく変わります。

 

僕は、そのように人生が変わるほどの「歩く姿」を作るお手伝いをする為、勉強とレッスンに明け暮れています。

 

ウォーキングは誰でも『今』から始められることです。

 

僕のクラスには、心臓の病気・手術をして健康の大切さを実感してレッスンに来る人や、交通事故で身体を痛めて歩くことがうまくできない、脳梗塞で倒れて以来からだを動かすのがつらい、そのような方たちもレッスンに参加し楽しんで歩いています。

 

最初にプロから正しい姿勢と歩き方を学び取ってしまえば、毎日の歩くを劇的に変えることができるのです。

 

もっと楽しく、もっと健康に、もっと美しく歩きましょう!

 

具体的な夢やビジョンを持って行動を起こしましょう!

 

家でじっと座っていたら、何も変わらないどころか、身体は退化し、人生はどんどんつまらなくなります。

 

それを変えられるのは自分自身しかいないと思うのです。

 

正しい姿勢と歩き方